Electronics

2011.02.14

サイボーグ・コンタクトレンズ

Text by kanai

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Smart contact lenses for health and head-up displays(健康管理機能とヘッドアップディスプレイを備えたスマートなコンタクトレンズ)New Scientistの記事より:

今度だれかに会ったときに、目玉をよーく観察しよう。瞳のまわりを極小回路が取り囲み、微少な光がちらちらを点滅しているのを発見して驚くかもしれない。このスマートコンタクトレンズは、視力矯正用ではない。糖尿病患者の血中糖度や緑内障の兆候を監視するためのもの。
またこのレンズは、視野に直接、画像を投影することもできるため、拡張現実のための、メガネやヘッドセットを使わない究極のヘッドアップディスプレイにもなる。このレンズは、目にやさしい透明素材と超小型電子技術の融合によって作られている。2008年、シアトルにあるワシントン大学のBabak Parvizが、このコンセプトの実証用試作品として赤色LEDをひとつだけ搭載したものを発表している。それと同じ技術を使って、今度は糖尿病を持つ人の血糖値を測定できるものを完成させた。
涙に含まれる血糖値は、血中の血糖値に直接連動するため、指に針を刺さなくても、継続的に血糖値が計測できるのだと言う。Parviz が開発したシステムでは、レンズから患者本人が携帯する電子機器にデータが無線で送られる。これを見れば、より正確に血糖値を知ることができ、より正確な治療が可能になるという。

Cool Huntingより]
– Becky Stern
原文