Fabrication

2020.04.22

「プランC」のプロフィール:シアトルで生まれたMaker Mask

ある地方の病院がシアトルのメイカースペースに、マスクとバイザーを作れる人はいないかと尋ねてきた。彼らは少々あわてて、誰ならできるかを調べてみた。すると、機械工学の経験を持つRory Larsen(ロリ−・ラーセン)がそれに飛びつき、一夜を費やしてデザインを練り上げた。「フットボールを受け取って走り出した感じです」とロリーは私に話してくれた。「夜に最初の(3Dプリントによる)Maker Mask(メイカーマスク)を作りました」

金曜日の明け方5時か6時に、ロリーは父親に電話をして「ボクが作ったものを見てよ」と伝えた。

Science

2019.04.09

YCAM InterLab Camp vol.3「パーソナル・バイオテクノロジー」レポート#2 — Bento Labのストーリー、DNAの「読み」「書き」のストーリー

[編注:レポート#1はこちら]

集中ワークショップ「パーソナル・バイオテクノロジー」の2日目の集合時間は、午前9時半。会場に入るとすぐに足を向けたのは、昨夜から稼働しているPCの前だ。10時間以上、しっかり動き続けてくれている。

ビューアーのタイルの色は、昨日より深緑色が増えている(前回記事参照)。タイルひとつずつは、シーケンサー「MinION」のナノポアを表していて「明るい緑色はナノポアが良好」という話だったけれど、こんなに緑が濃くなっていて大丈夫なのだろうか? 心配顔をしていたら、「深緑色はシーケンシングはできる状態でもDNAが入っていないだけ。

Science

2019.03.26

YCAM InterLab Camp vol.3「パーソナル・バイオテクノロジー」レポート#1 — DNAの「読み」を実際に体験する

[編注:レポート#2はこちら]

山口県山口市の「山口情報芸術センター」[通称:YCAM(ワイカム)]は、いわゆるアートセンター活動だけでなく、研究開発にも注力をしている。研究開発チーム「YCAM InterLab」があり、そのチームが企画運営する集中ワークショップが、「YCAM InterLab Camp」だ。今回はその第3弾、「パーソナル・バイオテクノロジー」(2019年3月1日~3日)が開催された。

かつて高度な先端技術だったバイオテクノロジーは、専門外の個人でも関われるほどにすっかり技術やツールがこなれてきている。

Science

2019.02.22

“山や海へ「新しい種」を求めて探索しながら、自然と共に成長していく物語”『ワイルドツアー』、恵比寿映像祭にて2月24日(日)上映。また、3月30日からはユーロスペースでの公開も決定

画像提供:山口情報芸術センター[YCAM]

“山口県山口市を舞台に、採取した植物のDNAを解析し植物図鑑を作るワークショップを物語の出発点におき、そこで出会った10代の若者たちが、山や海へ「新しい種」を求めて探索しながら、自然と共に成長していく物語”『ワイルドツアー』が、現在開催中の恵比寿映像祭で2月24日(日)15:00から上映されます。また、本作品は2019年3月30日(土)〜4月12日(金)、渋谷ユーロスペースにて公開が決定しています。

以下は、『バイオビルダー』の監訳者でもある津田 和俊さんのコメントです。

Science

2019.01.21

バイオについて学ぶ3日間の集中ワークショップ「パーソナル・バイオテクノロジー」、YCAMにて3月1日〜3日開催!

撮影:田邊アツシ、写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]

昨年出版した『バイオビルダー』も、予想を超えて好評で、デジタルファブリケーションと同じように、徐々にパーソナル・バイオテクノロジーも身近になりつつあることを感じています。今回、その『バイオビルダー』の翻訳にも協力していただいた山口情報芸術センター[YCAM]にて、バイオについて学ぶ3日間の集中ワークショップ「パーソナル・バイオテクノロジー」が開催されます。以下は、伊藤隆之さん(YCAM R&Dディレクター)による告知文です。

Science

2018.08.31

Maker Faire Tokyo 2018レポート #9:パネルディスカッション「オルタナティブ・ライフ:まだ見ぬ生命の姿を求めて」

例年よりさらに会場面積が拡がったMaker Faire Tokyo 2018。イベントが開催されるステージもセンターステージのほか、Makerステージ、ライブステージ(DIY MUSIC)、教育イベントスペース(Make: Classroom)が設置され、多数のトークやプレゼンテーション、パネルディスカッションが実施された。2日間、常時どこかでMaker向けの技術紹介、起業や企業内Maker活動についてのディスカッション、海外事情レポートやハンズオン、ライブが行われているプログラム。

Science

2018.05.10

蜜蜂の巣箱をスマート化、音声データで異変を察知するOSBeehiveプロジェクトは、環境変化を知る手がかりになるかもしれない

これまで都市のインフラを改良するスマートシティのようなプロジェクトのためにIoTは活用される場面が多かったが、OSBeehivesは蜜蜂の巣箱をスマート化して蜜蜂の生態をモニタリングするオープンソースプロジェクトだ。巣箱内の温度や湿度、そして音声データをクラウドに送信し、人工知能を用いて巣箱の状態を「健康」「休眠」「女王蜂の行方不明」「分巣中」「崩壊中」といった種類に分け診断する(または学習データとして、人工知能の機能の改善を行なうこともできる)。それによって、ユーザーは蜜蜂の異変を知ることができる。

Science

2017.04.26

DIYバイオ研究室の作り方

バイオハッキングをやってみたいと思っても、プロフェッショナルな機材を揃えようとしてたら、何十万ドルもかかってしまう。しかし、ちょっとした工夫と忍耐力があれば、500ドル以下で始めることができる。

大きな機材

まずは、研究室の中でいちばん大きな面積を占める最大の機材から始めよう。冷蔵庫、冷凍庫、加圧滅菌器、培養器だ。教育用のバイオテック・キットを使う程度なら、キッチンの冷蔵庫の間借りできるが、もう少し本気の実験を行いたいのなら、専用の冷蔵庫を用意するべきだ。

Science

2017.04.19

ますます身近になったきたバイオハックの9つのプロジェクト

自宅のガレージを本格的な実験室に改造しちゃった人も、友だちとちょこちょこ実験しているだけの人も、このプロジェクト例を見て刺激を受けてほしい。

エイジェント・ユニコーン
Anouk Wipprechtは、ADHD研究者を助けようと、この楽しいユニコーンの角を開発した。脳電図センサーを使い、子どもたちにより快適で楽しい体験をさせることができる。集中度が増したときの脳波をセンサーが感知するとカメラが起動し、子どもの行動が記録される。

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