Electronics

2011.08.11

News From The Future:別の場所の写真を撮る「ブラインドカメラ」Buttons

Text by kanai


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「Buttons」は別の場所の写真を撮るカメラだ。

写真を撮ることは、思い出を残すことです。時間と視野を切り取る作業です。そしてアルバムにして保存したり、みんなと見せ合ったり。いずれの場合も。私たちは、自分たちの思い出を通して精神的なつながりを持つ視角アイテムを作っているのです。写真は、過去の瞬間を思い出させてくれます。写真そのものが思い出になることも少なくありません。Flickrなどのサービスを使って、そうした個人的な瞬間をたくさん集めたアーカイブを作り、多くの人と共有するということも、今では写真の楽しみ方のひとつになっています。
Buttonsは、カメラというよりはネットワークオブジェクトです。Buttonsを押すと、その瞬間が取り込まれるのですが、普通のカメラと違うのは、光学部品をひとつも持たないことです。その瞬間をキャプチャすることにかわりありませんが、このカメラはその時間を記録し、同じ瞬間に撮影された写真をネット上で検索するのです。
つまり、モバイル通信機器を使って、他の人の写真を撮るカメラなのです。どこかで誰かが、ボタンを押したときと同時に撮影した映像が取り込まれます。カメラは、他人とのつながりを作るためのネットワーク化されたボタンに進化したのです。

iPhoneとAndroidのアプリや、ウェアラブルの「ブロック」にもなっている。スマートフォンで写真を撮ると(またはブロックのボタンを押すと)、日時と場所が記録される。そして少しあとに同時に撮影された写真のアルバムが送られてくる。あらゆるものがネットワークされると、どこで何が起きているかを知るための機能がもっと一般的になっていくだろう。Kinect的機能を追加すれば、三次元データも取り出せるようになるかもね。 🙂
– Phillip Torrone
原文