2011.09.27
ユートピアから来た機械
山口崇洋さんと管野創さんによるペインティングマシン。モータ搭載のスケートボードが壁に沿って移動し、スプレーを壁に吹き付ける。そのスプレーは2重振り子の先に取り付けられていて、スイングから生まれる軌跡がそのまま壁に残されていく。機械が生み出すグラフィティから、つい何かを読み取ろうとしてしまう自分に気付く。
CPUの負荷を光の瞬きとして視覚化しようとする飯沢未央さんの試み。DLPプロジェクタの映像をCPU温度の変化に応じて回転スピードが変化するファンに当てることでフリッカーを生成している。展示バージョンでは、ファンの冷却用ファンを間欠動作させることであえてフリッカーを作りだし、その空間に入った者を眩惑させている。
上記の2作品は、3331 Arts Chiyodaのアキバタマビ21で開催中の展覧会『ユートピアのお知らせ』で10月10日まで展示中。