Steve Jobsの冥福を祈る。あなたと、あなたの自家製コンピュータ仲間と Appleコンピュータが、技術を通して私たちの生活を根本から変えてしまった。それも一度だけではない。あなたとAppleはガジェットで魔法を起こした。MacBook Airを初めて手に取ったときは、文字通り息をのんだ。一般消費者向けの技術で息をのむことなんて、私には滅多にないことだ。
予約注文しておいたiPad 1を手にしたとき、それを届けてくれたFedExの配達の女性は、私が受け取りにサインをしている間、興味深げに私の荷物を見ていた。私たちは普段、「こんにちは」とか「ありがとう」ぐらいしか言葉を交わさないのだが、私がサインを追えると彼女が立ち去りかけたが、突然、堪えかねたように「それ何!?」と私に尋ねた(会社の規則を犯してまで客の荷物の中身を聞きたかったという様子だった)。私が中身を告げると、彼女は体の力を抜き、急に雄弁になった。「やっぱり! いいわねー! 私もそれ、すっごく欲しいのよ」と、まるでクリスマスの日の子供のような笑みを浮かべた。「使った感じを教えてね。わくわくするわ」と言って去って行く間、彼女は笑みを浮かべていた。私も同じぐらいわくわくしながら家に入り、箱を開けた。これがマイクロソフトやデルや、たとえソニーの製品であっても、配送業者が興奮して中身を聞くようなことがあるだろうか。ないことはないだろうが、本当に希だろう。
「本当に発達した技術は魔法と区別がつかなくなる」 – アーサー・C・クラーク
「自分の仕事は、自分の人生の大半を満たす。そこで本当に満足を得る唯一の方法は、自分が素晴らしい仕事をしていると信じることだ。そして、素晴らしい仕事をするための唯一の方法は、自分の仕事を愛することだ」 -スティーブ・ジョブズ 1955-2011
魔法をありがとう。そして、Maker仲間の閃きが、どこまで大きく発展できるかを示してくれて、ありがとう。
– Gareth Branwyn
[原文]