Electronics

2012.01.19

スペースシャトル専用言語HAL/Sに関する電子書籍

Text by Takumi Funada

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スペースシャトル搭載計算機専用プログラミング言語”HAL/S”に関する電子書籍が、筆者の水城徹さんにより公開されています。きわめて「独特」なその言語仕様から、当時の技術水準と労苦がしのばれます。まだ読みかけだけど、とても興味深い。空白文字が乗算演算子って……。あとがきから一部を引用します。

HAL/Sは珍しい、死亡日時がはっきりしたプログラミング言語となる。STS-135向けのミッション用コード差分の最後のものが書かれた瞬間に、HAL/Sの死は確定する。命日は2011年7月21日、最後のシャトルOV-104アトランティス搭載のAP-101Sから火が落とされる瞬間だった。これより先、HAL/Sでコードが記述されることは二度と無いだろう。

水城さんのサイトから自由にダウンロードして、読むことができます。
プログラミング言語HAL/S PDF版 ePub版
航天機構 lifelog