Fabrication

2015.03.05

ふりかけプロッタ LunchBot

Text by Takumi Funada

白いご飯が詰められた弁当箱をセットすると、その表面にふりかけで画像を出力してくれるプロッタ。asayo dayoさんが3Dプリンタを改造して開発した。カムの回転により、シリンダが上下して、その振動で適量のふりかけが落ちる仕掛けだ。ふりかけと言うからには振ってかける機構が不可欠と思いながら動画を見始めたが、ちゃんとそうなっているので感心した。ユーザーは専用ソフトを使ってパターンを作成する。出力の途中に手動でシリンダをチェンジすることで、複数のふりかけからなるカラフルな図案にも対応可能となっている。毎日の弁当作りのアイデアに悩んでいるお母さんや、エンターテイメント性の付加を望む弁当店など、利用者像がすぐに浮かんでくるプロトタイプと言えそうだ。