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2008.12.25

IAMAS Gangu Project – Work in Progress開催中

Text by tamura

IAMAS Gangu Project – Work in Progress」が六本木のAXIS Galleryで12月27日(土)まで開催中です。いくつかの作品を会場で実際に試すことができましたので、簡単にレポートします。
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MTM02にも出展された”歯車をつなげることで、音楽を演奏する玩具”「Jamming Gear」の新しいバージョン。歯車の高さやスイッチの位置などを修正して、より使いやすくなっています。各歯車とPCがBluetoothで通信して、PC上のMax/MSPから音楽を出力しています(作者:菅野創さん、西郷憲一郎さん)。
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“現実の風景にコンテンツを合成して表示する”のが「Surprise Window」。自動車に乗って退屈してしまった子供の頃の経験がアイデアのもとになっているとのこと。有機ELの携帯電話に表示したキャラクターのアニメーションを下敷きで作ったハーフミラーで現実風景と重ね合わせます。携帯電話のボタンでキャラクターを操作することで、自分でルールを作ってゲームのように遊ぶことができます(作者:君塚史高さん、アニメーション制作:大澤直輝さん)。
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「積み絵」は、絵が描かれたシートをスクリーンに重ねることで、スクリーンにさまざまなイメージが登場します。そのイメージを使って自分自身でストーリーを作るという玩具です(作者:太田祥子さん、アニメーション制作:佐藤晋哉さん)。
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「シャドーラジコン」は影絵を操作して遊ぶことができる玩具。左のラジコンには小型のプロジェクターとセンサーが内蔵されていて、ラジコンを振ったりすることで壁面に投影されるイメージが、さまざまに変化します。いろんな可能性が感じられる作品だと思いました(作者:橋本佳奈子さん)。
他にもたくさんの作品が展示され、多くの作品は作者の方に直接話を聞くことができます。また、Make日本語版 Vol.4「SKETCH — ハードウェアでスケッチする」などで紹介した「ハードウェアのスケッチ」という考え方をベースにしたワークショップなども26、27の両日には行われる予定です(ワークショップの参加は定員に達しましたが、見学は自由)。
詳しい情報は、IAMAS Gangu Project – Work in Progressにて。