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2010.03.03

Maker Business: Magnolia Atomworksの場合 — Part 3

Text by kanai

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(前回までのあらすじ)レーザーカッター業者と契約を交わし、自分の会社、Magnolia Atomworksを立ち上げたJohnとErinは、最初の注文に対処すべく奮闘を開始した。– Gareth

Part 3: 市場へ、市場へ

John Edgar ParkとErin Kelly-Park

ここまでは、ずいぶん楽しそうでトントン拍子だったように見えるだろう。たしかに、ここまではそうだった。ところが! キットビジネスを始めるにあたっては、さらなる素晴らしく退屈な作業があったのだ。
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ひとつは、パッケージの方法を考えなければならなかった。家であれこれ試したあと、ネットで箱と緩衝材を数百組注文して、レーザーカッター業者に送った。ThinkGeekからは、内部管理のためのバーコードを付けるよう指示されているので、オンラインの統一商品コード作成ソフトを使ってバーコードラベルを作った。最初は、解説書をネットで見るようにしたかったのだが、最終的に考えが変わり、紙の解説書を箱に入れることに決めた。これらの作業にも時間とお金がかかる。だけど、解説書の組み立て図の製作では、自分のMayaの技術が役に立ったので助かった。ひとつうれしかったのは、Uline(商品発送代行会社)で100ドル以上の注文したオマケとしてホール・アンド・オーツのCDがもらえた点だ。とは言え、これは製造を請け負ってくれているレーザーカッター業者に差し上げた。
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クリスマス前の締め切りが近づくと、キットの切り出しが完了し、パッケージングを済ませ、期限ぎりぎりにショップに発送した。すべてを完了させれば、あとはまたお楽しみの時間が戻ってくる。急いで片付けなければならない仕事が、あと少し残っている。宣伝だ。Mystery Boxのマーケティングは、ほとんどブログとツイッターに依存している。この製品を大勢の人に知ってもらうことは、とっても難しい。だから、広告には金がかかるわけだ。私たちは、Makerの根っこから離れることなく、直接、消費者に売るのではなく、小売り業者に的を絞って売り込むことで、売り上げを最大限に伸ばすことができた。
ThinkGeekとMaker Shedでの販売準備が整うと、友だちがFacebookで、Mystery Boxが欲しいが組み立てる自信がないと書き込んでくれた。そこで私は、組み立て方をビデオに撮影し、ネットで公開した。それも売り上げの拡大に貢献したと思っている。どちらのショップでも、製品の関連ページにこのビデオを掲載してくれた。撮影と編集には数時間かかった(これには著作権フリーの楽しげなBGMを探すための1時間も含まれている)。しかし製作費用はゼロで済んだ。計算上は、すべてうまくいくはずだった。はたして、本当にMystery Boxは売れるのだろうか? それは時が教えてくれる。
次回はいよいよクライマックス。 Part 4: 結果と教訓と勉強と未来
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Maker Shedより:
Makershedsmall
MKMA1
Mystery Box Kit – Mystery Boxは難解なパズルボックスです。作者はMake: televisionでお馴染みの我らがJohn Parkです。
原文