2011.06.29
Makey Awards 2011 ノミネート 02:PanaVise – もっとも修理しやすい部門
2010年の6月、Lee C. (別名:Triggerdog7)からのMAKE Flickr poolへの投稿としてこの写真を紹介した。「PanaVise Jrのノブをすごくゆっくり回せるようにしたかった」としてLeeが Model 201に木製クランクを後付けしたという記事だった。地味ながら、正統派Makerストーリーだった。
それから2日も経たないうちに、panaviseの社長がこんなコメントを書き込んでくれた。
仕事の話です。panavise.comの画面上部にある「contact」というリンクから、私の名前、gary richter、presidentを開いてください。
そこで、次のことを教えてください。
あなたが理想とするスイングアーク(201のノブの中心をクランクハンドルのセンターラインに揃えたとき)を教えてください。簡単に取り付け取り外しができたほうがよいか、ネジ止めがよいか(つまり、使用中に大きなクランクを取り外して交換する必要があるか、それとも固定でよいか)。プラスティックと金属のダイキャストのどちらがよいか。
私たちは現在、新製品開発のスケジュールが目一杯になっています。今すぐこれを採り入れることはできませんが、秋までには採用したいと思います。
以上の質問にお応えいたただけたなら、こちらから製品をお送りして試用の感想を覗いたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。素晴らしいアイデアに感謝します。
Gary
5カ月後、Panaviseの営業部長、Tom Simpkinsから我々にメールがあり、Leeの改造を参考にした交換部品の試作品の写真を見せてくれた。
そして、つい先週、Tomは新製品 「Panaviseカタログ番号 239」が4~6週間後に発売になると教えてくれた。みんなも確かめてみてほしい。
こうした、makerや改造家やハッカーや、実際にその製品を愛用している人たちにとの関わりを大切にする企業を讃えるためにmakeysを創設したと言ってもいい。panaviseは、品質向上のために、改造や修理に関するユーザーからの情報を求めているが、それだけではない。製品をよりよいものにするために、どうやって、なぜそうしたのかを詳しく知りたがっているのだ。
期待してますよ、panaviseさん。その調子でね。
この企業の Most Repair-Friendly (もっとも修理しやすい) 部門にノミネートすることに関してご意見、または 2011 Makey awards他の部門のノミネートに関するご意見をお寄せください。電子メールでも下のコメント欄でも結構。
– Sean Michael Ragan
[原文]