Electronics

2012.09.05

Makey Awards 2012 ノミネート 07:Raspberry Pi – もっともハックしやすいガジェット

ケンブリッジ大学のComputer Laboratoryで生まれたRaspberry Piは、技術の世界に嵐を巻き起こした。今年の初めに発売されて以来、この35ドルのクレジットカードサイズのLinuxコンピュータは品薄が続いていた。注文したMakerは何週間も待たされた(何ヶ月ということもあった)。価格もさることながら、ボード好きな人々がそこまで忍耐強く待つことができた理由が、Raspberry Piのどこにあるのだろう? それを考える前に、Raspberry Piの対象ターゲットを見てみよう。

Other

2012.08.01

Makey Awards 2012 ノミネート 04:Harbor Freightの解説書

ロサンゼルスのビジネスマン、Allan Smidtが1968年に創設したHarbor Freight Salvage Companyは、もともとは輸送中に傷ついた品物の下取りを行う会社だった。彼は直接建設業者を回り、トラックの荷台を店がわりにツールを販売するという商売を開始。それから数十年、電話による通販、深夜テレビのコマーシャル、メールオーダー、店舗のチェーン展開、オンラインショッピングと、ビジネスは着実に拡大していった。2010年には、Harbor Freight Toolsは全米で330店舗を構えるようになり、年間売り上げは15億ドルにものぼる。

Science

2011.08.22

Makey Awards 2011 ノミネート 06:Parrot USA – もっとも修理しやすい部門

去年の1月にParrotがクアドローターのParrot.ARドローンを発表したとき、みんなビックリしました。なぜかと言うと、A) クアドローターだし、そのころみんなクアドローターのコンセプトに夢中で、B) 飛行が非常に安定していて、ほとんど練習しなくても飛ばせる優れたフライバイワイヤ方式であり、C) スマートフォンやタブレットからの指令で飛行でき、D) 完全なテレメトリ通信が可能で、ワイヤレスコマンドの受信やリアルタイムのビデオ映像の送信ができ、E) 拡張現実型飛行ビデオゲームに使えて、F) カーボンファイバー複合材でできていて、特別な形のプロペラや、ハイテクでハイパフォーマンスな機能がいろいろ搭載されているからでした。

Electronics

2011.08.08

2011 Makey Awards ノミネート 09:iRobot Roomba – もっともハックしやすいガジェット部門

1990年に3人のMIT同窓生によって設立されたiRobot社の最初のヒット商品は、1998に DARPA(米国防高等研究事業局)の支援を受けて開発した、今ではすっかり有名になったPackBotでした。この会社の民生用のフラグシップであるお掃除ロボットのRoombaは2002年に発売され、今日までに600万台以上も出荷されるという商業的な大成功を収めました。
Roombaには、工場でプログラムを書き込むために、TTLシリアルインターフェイス用のMini-DINコネクタがあります。

Science

2011.08.03

Makey Awards 2011 ノミネート 08:タミヤ – もっとも優れた説明書部門

1946年、日本の静岡に創設された株式会社タミヤは、もともとは建築用木材の加工販売業者だったが、木製模型に業務を広げた。最初にプラモデルを作ったのは1960年。1/800スケールの戦艦大和だった。現在では、ラジコンボート、飛行機、自動車、ロボット、教材、モデリング用工具、ペイント、アクセサリー、そして伝統のスケールモデルも作っている。
模型の製造を開始した当初から、タミヤは成型、部品、組み立てといった製品の品質の高さを売りにしてきたが、同時に説明書にも気を使っていた。

Electronics

2011.08.01

Makey Awards 2011 ノミネート07:Parallax, Inc. – もっとも優れた教育/公共プログラム部門

1987年にカリフォルニア州ロックリンに創設されたparallax, inc.は、あの有名なbasic stampマイクロコントローラのメーカー。basic stampは、basic インタープリタを内蔵するなど、ユーザフレンドリーなボードとして1990年代初頭から電子工作愛好家間で高い人気を誇ってきました。arduinoの登場にbasic stampも打撃を受けたものの、2006年にはマルチコアのマイクロコントローラ、propellerが発売され、parallaxは今でもこの分野をリードしています。

Electronics

2011.07.27

Makey Awards 2011 ノミネート 05:Google Android – もっともハックしやすいガジェット部門

AndroidとMakeysのマスコットが生き別れの双子だからという理由だけではありません。
Androidが事実上はOSであることも、Android互換携帯電話が、全部まとめてガジェットのひとつの「クラス」であることもわかってます。でもある意味、そこが重要なのです。ガジェットマニアは携帯電話の機種ごとに結論の出ない議論を続けているけど、スマートフォン市場にはまた別のマニアがいます。そして、スマートフォンを語る人たちは、次第にAndroid派とかiPhone派に二分されるようになっています。

Electronics

2011.07.25

Makey Awards 2011 ノミネート 04:Korg Monotron – もっとも優れた説明書部門

1962年、日本のナイトクラブのオーナーとアコーディオン奏者が設立したコルグは、最初から電子楽器の開発、製造、販売を行っていました。その製品は、鍵盤楽器やシンセサイザーに画期的な機能をもたらし、初期のモデルは古典的名作と言われるようになっています。
2010年3月、コルグはサーキットベンディングや古いアナログシンセを改造するという流行を敏感に察知してMonotron を発表しました。手に入りやすい価格の現代のアナログシンセで、シンプルな16鍵のリボンキーボードを採用し、可動部分を排除したものです。

Kids

2011.07.05

Makey Awards 2011 ノミネート 03:フォルクスワーゲンのFun Theory – もっとも優れた教育 / 公共プログラム部門

フォルクスワーゲンが主催するThe Fun Theory(楽しい論)プログラムの意図はじつにシンプル。遊びの要素を加えることで社会に役立つ行動を促すアイデアに賞を贈るというものだ。賢人の言葉を引用すれば「そこに楽しいことを見つければ、ほら! お仕事も遊びになるわ」ということだ。
このThe Fun Theoryが最初に我々のレーダーに引っ掛かったのは、2009年10月だった。人通りの多い地下鉄の駅の階段を巨大なピアノの鍵盤にして、利用者をエスカレーターから階段に誘導するというアイデアにフォルクスワーゲンが出資したときだ。

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