Science

2016.02.10

楽しい磁力カーと磁石トレイン

Text by Gareth Branwyn
Translated by kanai

magnetCar_4

雨や雪の冬の日に家の中で家族で楽しめるプロジェクトがある。子どもたちに、磁石の性質について、またモーターがなぜ磁石で回転するのかを簡単に理解させるいい機会にもなる。

ひとつめのプロジェクトは、Instructableのメンバー、KJMagnetics(磁石の販売業者)によるものだ。単三電池と、2つの円盤状の磁石と、アルミホイルを使う。シンプルに真っ直ぐ走るだけの車を作るには、R841磁石をひとつと、RX032磁石を2つ使う。片方のRX032磁石をDC2磁石に交換すれば、円を描いて走るようになる。

Instructableでは、これが走る原理を解説している。

ここで使われているのは、電気モーターの2つの大切な要素、電気の流れと強い磁場です。電池の両方の極が、磁石、アルミホイル、もうひとつの磁石を通ってつながり、電気が流れます。……磁石は同じ極が向かい合うようになっています。そうすることにより、電池の下のアルミホイルに一方向の力が加わる磁場が形成されます。そこに電気を通すと、強力な磁場が生まれるのです。

このYouTubeで公開された磁場トレインのチュートリアルは、AmazingScienceというハンドル名の日本のMakerによるものだ。銅の針金でコイルを作り、上の磁石カーで作ったのと同じようなモーターを作る。その詳しい作り方と磁石の性質を、彼は画用紙を使って丁寧に教えてくれている。

このビデオでは、AmazingScienceは最初のビデオよりももっと長いコイルを使って、磁石トレインがノンストップで走れるようにしてある。すごく楽しそうだ(あれだけのコイルを巻くのは大変そうだけど)。KJMagneticsもそうだが、大きな電流を必要とするため、電池はすぐになくなり、動かなくなる。しかし、それまではクールな走りを見せてくれる。

原文