Science

2015.09.29

宇宙は子どもたちのために

Text by Gareth Branwyn
Translated by kanai

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シアトルに住む姉妹、Kimberly(8)とRebecca(10)は愛猫Lokiとレゴで作ったR2-D2のミニフィギュアを大空へ打ち上げた。そう、小さな姉妹でも、自家製の宇宙船を2万3400メートルの近宇宙へ打ち上げることができるようになったのだ。もちろん、両親も大いに手伝った。それにスポンサーのGoProからの支援も。しかしビデオを見ると、2人の少女がほとんどの作業を行っており、彼女たちはここから多くのことを学んだに違いない。

市民科学者と日曜エンジニアがこの分野でここまでできるとは、本当に驚きだ。この打ち上げに関する「GeekWire」の記事の一部を抜粋しよう。

この宇宙船は、高度2万3400メートルで風船がはじけた後、110キロという最高速度を記録した。4時間20分にわたる旅の平均速度は35キロだった。

Rebecca(10)は、落ちてきた宇宙船を発見したときに、ほとんど傷ついていなかったのがいちばんの驚きだったと話す。

「背の高い草の中に隠れていました。知らずに通り過ぎてしまったほどです。しかし、GPSのおかげで見つけることができました」とKinberlyはGeekWireにメールで伝えてくれた。

Rebeccaは、牧場でオレンジ色のパラシュートを発見し、Kimberly(8)は、3つの柵を乗り越えてそれを回収した。宇宙船はほとんど元のままだった。Lokiとレゴは墜落の衝撃で外れてしまったが、幸いにもその近くで見つかった。

宇宙船は打ち上げ地点から約80キロ離れた場所で発見された。彼女たちは、風船とプラットフォームをつなぐロープの重さを計算に入れるのを忘れていたため、着地地点が大きくずれてしまったのだ。

私は、彼女たちのフライトミッション報告書の写真が好きだ。そう、この2人の市民科学者によるフライトミッション報告書だ。彼女たちは小学生なのだ。もう私たちは未来に住んでいるのだと感じることがある。宇宙よ、もうすぐ行くからな。ハローキティの宇宙服を着た小学生たちが。

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このプロジェクトの詳細はGeekWireで見られる。

原文