2007.04.02
HOW TO: ビール缶気圧計
Andyがビール缶気圧計の作り方を解説。
これよりもっと簡単に作れる気圧計はいくつかあります(実際、それほど差はないですけどね)。しかし、これのいいところは効率性の高さです。気温による数値のばらつきはありますが、屋内で使用するぶんには問題ないでしょう。
大気圧は、大気中のあらゆる物体に力を加えますが、その圧力は一定ではありません。そこで、たとえば口の開いた空き缶を逆さまにして水につけるといった方法で大気の一部を閉じこめてやると、そのときの圧力(気圧)を容器の中に保存することができます。
缶は、水に浸かっている部分を調整して、中の気圧と外の気圧を同じに保とうとします(完全に密封しているわけではないので、缶の中に水を入れたり出したりして圧力を調整します。だから缶の浮力が変わるのです。
浮いている缶の高さは、気圧によって変化します。気圧が変わると、缶を浮かべた水の水面を押す力が変化して、缶の中に入っている水の量を変化させます。これにより水の濃度がわずかに変化して、缶の浮力が変わるのです。
したがって、気圧の変化は缶の浮力によって計ることができるわけです。簡単に言えば、浮いている缶の高さを測れば、気圧がわかるということです。