Electronics

2008.03.19

使い捨て万年筆にインクを再充填する方法

Text by kanai

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何年か前、友達からPilot Varsity(編注:日本での名称はVペン )という万年筆を教えてもらって以来、ずっとそればかり使ってきた。ただ問題は、普通の文房具屋にはなかなか置いてないことと、使い捨てだってこと。ペン先を外してインクを詰めることも可能だけど、それではペン先が傷む。そこで、DC DorkbotのメンバーJon Singerが、まったく新しい、かなりマッドサイエンティスト的な方法を考案した。

ペンの構造をざっと見たけど、インクを注入する場所はどこにも見あたらなかった。そこで、Simon Quellen FieldのScience Toysのサイトを閲覧したところ、すごいアイデアを思いついた。Simonは普通の瓶を使って真空装置を作っていた。その”canning jar”(保存用の瓶)という言葉と写真(Chapter6、Aerodyamicsのところ)を見たとき、閃いたんだ。この装置には、ポリプロピレンのチューブを接続するためのコネクターが2つある。瓶の蓋に2つの穴を開けて、そこにコネクタを取り付け、シリコンのコーキング剤でシールした。

Fountain / Calligraphy Pen Techniques(英語)
– Gareth Branwyn
訳者から:瓶の中で、インク壺にペン先を突っ込んだ形でペンを入れて真空にすると、ちゅーっとインクがペンに吸い込まれるという仕組みだね。
原文