2008.06.17
Build: Boarduinoを作ろう
今週、ボクはBoarduinoを作ろうと思う。これは、Arduinoのクローンで、はんだを使わずにブレッドボードに簡単に接続できる。これにはDC版とUSB版の2つのバージョンがあって、ボクはDC版のほうを作る。こっちのほうがちょっとだけ安いし、USB – TTL ケーブルを持っているので、それを使えばプログラミングも問題ないからだ。詳しい情報はLadyadaのウェブサイトにある。詳しい組み立て方もそこで解説されているよ。
キットに含まれているものと必要なもの
これはとっても簡単なはんだ付け工作だ。キットには必要な材料がすべて入っている。あとは、基本的な道具を準備するだけ。
- はんだゴテ
- フラックス入りはんだ
- サーキットボードホルダーなどの支持具
- ニッパー
- はんだ吸取器(使わないことを祈ります)
- Boarduino Kit – Maker SHEDで購入できます(編注:日本からの注文もできます)。
- USB -> TTL プログラム用ケーブル – Maker SHEDで購入できます。
- はんだ吸煙器 –自作できます
Step 1: 電源回路を作る
まずは電源回路から作ろう。10個ほどのパーツで構成される。ボクは2回に分けてはんだ付けを行った。1回目は、電源コネクターとコンデンサーとダイオード。
2回目が、LEDと抵抗と、電源切り替え用の3ピンヘッダー。ここでテストしてみよう。
9Vの電源に接続すると、緑のLEDが点灯するはずだ。ボクのはちゃんと点灯した。これを確認して次のステップに進もう。点灯しない場合は、コンデンサーが正しく取り付けられているかどうかを確認すること。
Step 2: さらに部品をはんだ付け
次は、16MHz発信器、赤色LED、1Kのマッチング抵抗、10Kの抵抗、3つめのセラミックコンデンサーをはんだ付けする。すべての部品の詳細情報はLadyadaのウェブサイトに公開されています。
Step 3: さらにさらに部品をはんだ付け
お次はソケットのはんだ付け。うまく付けるコツは、ボードを手に持ってソケットを指で押さえながら、ひとつかふたつ、リードをハンダ付けしてから、サーキットボードホルダーに戻して、残りのリードをはんだ付けする。
Step 4: ボタンとプログラミングヘッダーを取り付ける
ピンヘッダーも、手で押さえながらピンをひとつハンダ付けすると上手に付けられる。ただし、ピンヘッダーはすぐに熱くなるから気を付けてね。ピンヘッダーが固定されたら、サーキットボードホルダーに戻して、残りのピンをはんだ付けする。リセットボタンはパチンとはまるようになっているので、簡単にはんだ付けができる。
Step 5: ブレッドボードで使えるようにする
これでほぼ完成だ。ピンヘッダーを切断して、10本、8本、6本、4本の組を作る。これらをブレッドボードに挿入する。長いほうの足がブレッドボードのソケットに入るように。
短いほうのピンが、Boarduinoの基板の穴にぴったり入るはずだ。これらをはんだ付けすれば、Boarduinoの出来上がり。
Step 6: テストとプログラム
ATmega168-20PUを挿入する。小さな切り込みがリセットボタンの側にあることを確かめてね。そうしたら、電源をつないでテスト開始だ。
電源をつなぐと、緑色LEDが点灯して赤色LEDが点滅する。LEDが光らないときは、Ladyadaのウェブサイトを見ながら、すべての部品がきちんと取り付けられているかをよく確認すること。ボクのはちゃんと点灯してくれた。いちばん難しかったのは、点滅する赤色LEDを写真に撮影することだったけど、それもうまくいった。
Boarduinosは本当に安く作れるし、小さな場所にもうまく収まってくれる。BoarduinoのキットはMaker SHEDで購入できます。
これを使って、なんかクールなものができたら、忘れずにMAKE Flickr photo poolに投稿してくれよ。よろしく!
– Marc de Vinck
[原文]