Electronics

2008.06.26

この世のモノとは思えぬシャボン玉写真

Text by kanai

Dsc 1715
Dsc00465
Dsc00069
NOTCOTに紹介されたJason Tozerのシャボン球写真の舞台裏だ。Markの記事より –

先日ご紹介した写真家、Jason Tozerのシャボン玉写真に対して、「どうやって撮影したのですか?」という質問が殺到しました。じつは我々は撮影当日、彼のスタジオで見学していました。ここにすべてを公開しましょう……
そもそもは、新型カメラAlpha 350 D-SLRの性能をデモンストレーションするために最適な素材はないものかという相談を、Creative Reviewにソニーが持ちかけたことから始まります。私たちは、先月号のMonographに掲載された彼のすばらしい写真を見て、Jason Tozerにシャボン玉をテーマにした写真を撮ってもらってはどうかと助言しました。それが、このカメラのキャンペーン全体のテーマに結びついていったわけです。
最初の記事でTozerがコメントしているとおり、フィルターや画像処理が主流の今日ですが、彼はすべてをカメラの中だけで完結させています。
最後のほうに撮影されたものは、どこかガス惑星を思わせます。そのほか、たとえば上の写真のように不定型な斑点がより多く出ているものなどは、さらに現実離れしている。これが、Tozerが日常使っている台所洗剤とワイヤーハンガーを丸くしたものから生み出されたとは、とても思えません。

– Phillip Torrone
原文