サイバネティック・インプラントがまた一歩実現に近づいた(しかもさらにインテリジェンスになって)-
Caltech(カリフォルニア工科大学)チームは、超小型のマイクロマシン技術に基づくモーターを多チャンネル電極配列の各電極に取り付け、電極を対応するニューロンへ導くアルゴリズムを採用することで、処置をより予測しやすい形にするシステムを開発した。マイクロマシン部分はまだ開発途中だが、ソフトウェアのアルゴリズムはすでに可動段階にあり、Caltech神経科学研究所で試験されている。
[中略]
電極が組織の中に潜り込むとき、ソフトウェアはサンプルの記録を開始し、電極の先端の電気的活動のスパイクを検出する。ソフトウェアがスパイクを検出すると、少しだけ前進して、信号の変化を調べる。そこで信号が強くなったか弱くなったかを判断し、アルゴリズムによって電極を新しい位置に移動させ、さらにサンプルを記録し比較を行う。これを、電極が受ける信号が最大になるまで繰り返す。信号が弱くなると、アルゴリズムは自動的に、より強い信号が得られる場所に電極を移動させる。
なるほど、自分で位置を探る電極か。これがもっと進化すれば、神経制御式コンピューター旋盤ができるかもってことだな。 – A robotic brain-computer interface(英語)
– Collin Cunningham
訳者から:木の根っこみたいに、体の中に電極がぐいぐい潜っていくわけでしょ? 痛くないのかなー。
[[原文]