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2008.09.05

中国当局に拘束されていたJames Powderlyが帰国

Text by kanai

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“Free Tibet”の光るサインを掲げたことで中国当局に拘束されていたGraffiti Research LabsのJamesがアメリカに帰ってきた。RocketBoom… に掲載された彼のインタビューのビデオだ。

JoanneとGraffiti Research LabのJames Powderlyは、2008年夏期オリンピックの開催中に学生による反社会的なチベット解放運動の準備をしたことで逮捕され北京に拘束され、先週、アメリカに帰ってきたことについて語りあう。

訳者から:話の概要:チベット解放運動を行っている学生たちといっしょに、携帯用のレーザー投影機を使って北京市郊外のビルに短いメッセージを投影したあと、その写真を見せようと北京市内の仲間が待つバーに向かったところ、30~40人の秘密警察に拘束され、北京の拘束センターに送られた。
そこには中国人以外にもアフリカやモンゴルの人たちも拘束されていた。裁判は一切行われず、なぜ逮捕されたのか、何の罪状なのかという説明は一切受けなかった。
拘束されてから5日間ほど毎日、おもに夜に起こされて、血の染みが床にある部屋の椅子に縛り付けられ、同じ質問を何度も何度も浴びせられた。
また、毎日、中国中央電視台が放映しているオリンピックの記録番組を2時間半ほど見るよう強制された。しかし、中国が勝つところだけしか放送されない。たとえば、中国対ブラジルのバレーボールの試合では、ブラジルが優位に立つと、すぐに中国選手が金メダルを取った別の競技の録画に切り替わった。
こうした些細なレベルにおいても、中国人たちは真実を見る機会を与えられていないのだ。
編集から:9月下旬発売予定のMake Vol.5でGraffiti Research LabsLED Throwieの原稿を掲載します。
原文