2009.03.19
Maker Faire UK フォトレポート Part.2
ドークボット東京の城さんによるフォトレポートの続きです。Part.1はこちらをどうぞ。城さん、ありがとうございました!
こちらのowlプロジェクトは電子楽器を木に埋め込む、というもの、自分たちの演奏に使うだけじゃなく、ワークショップでみんなで作る、ということもやっているとのことです。でも、売るのが目的じゃないので、単なる販売はやってない、とか。
USBで接続できるコントローラの他,光に反応するアナログシンセなんかも作っていました。つまみも木になっているのが気持ちのいいところ。
他にも、RFIDのデータを元にペットを作ったり、
MIDI制御の鉄琴を作ったり、
音が出る布製の鳥を作ったり、といろんなMakerがいましたが、その中でもちょっとこれはすごい、と思ったのが、
こちらの鉄製の馬。ラジコン制御になっているのですが、鳴き声も出るし、火も吐くし、作るだけじゃなくって、どう見せるかまで含めて作っていることに、よくぞここまで、とびっくりしました。
こちらがそのショーの一部、
今回、僕らのワークショップ Chiptune Marching Bandも、Maker Faireに参加してきたので、最後にその内容を簡単にご紹介したいと思います。
ブックレットを見ながらブレットボード上に回路を作成。各種のセンサーを用意することで、基本の回路は同じもののそれぞれ違ったスタイルで音を出せるようになっています。
単に音を出すだけではなく、手回し発電機を使って、その音を出すための電気自体も自分たちで作ってます。
思い思いにデコレーション。
いざパフォーマンスへ。
駅の中でマーチ。
音はこんな感じ(この日は相当風が強かったのでノイズが入ってしまっています)。
と、少々駆け足でしたが、ヨーロッパ初のMaker Faireのフォトレポートをお送りしました。規模はそこまで大きくないものの、RFIDから手芸、30年ものからできたてのものまで、と幅広い出展内容で、Makerたち、地元の人たちを結びつけるいい機会になったのではないでしょうか。次回の開催も検討中とのことなので機会があればまた参加したいと思います。最後に、このイベントの主催者であり、僕らのワークショップを全面的にサポートしてくれた、ニューカッスル大学カルチャーラボ、O’Reilly UKのGraham Cameronさん、Center for LifeのMarissa
Buckinghamさん、取材に協力してくれたMakerの方々、ワークショップへの参加者の皆さん、どうもありがとうございました。
城さん、ありがとうございました!