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2011.11.09

O'Reilly Radarから – Dale Doughertyのホワイトハウス訪問

Text by kanai


今日のO’Reilly Radarに、Alex Howardによるいい記事が載っていた。昨日、Daleがホワイトハウス主催の懇談会に招かれて意見を述べた。この記事には、Daleのインタビューと、ホワイトハウス会議場でのイベントのムービーが掲載されている。Daleが意見を述べるのは58:18ごろだ。ここに、彼の言葉を少し紹介しよう。

DoughertyはChopraの言葉に応えてこう述べた。「ティンカリング(tinkering、物作り、機械いじり)についてですが、ティンカリングはかつて、生活をよりよくするための中核的な技能でした。私たちは自分で家を改築したり、自動車を整備したり、いろいろなことを自分でやってきました。しかし、それが今では失われつつあります。ティンカリングは中核ではなく、異端になってしまっています」
現在は、ソフトウェアコミュニティが製造業に新しい考え方をもたらしているとDoughertyは主張する。「これは文化なんです。MakeやMaker Faireを見れば、それが新しい文化であると感じるはずです。そしてこれが、その意味を見直すためのひとつの方法なのです」
これは製造業を「創造的な事業」として認識することであり、「誰かに何かを命令されるところ」ではない。むしろ「問題を解決したり、何かの答えを見いだすために招待されるところ」だと言う。
現在盛り上がりを見せてるこの文化は、Makerたちが、情熱と個人的な興味から生み出してきたものだ。「ロボットを作る人は、それを作りたいから作っている」と Dougherty。「それは自己表現であり、趣味なのです。そうした人たちを集めれば、彼らは真剣に力を合わせて、他の人たちも巻き込んでいきます」

The maker movement’s potential for education, jobs and innovation is growing(英語)
– Gareth Branwyn
訳者から:Dale Doughertyは、Makeの発行人でありオライリーの共同創設者のひとり。このイベントは、ホワイトハウスで行われた各分野で活躍する人たちによる意見交換会だ。
原文