不滅のD&D雑誌「DRAGON」の元編集者、Wolfgang Baurと、新しい独立系のD&D雑誌Kobold Quarterlyの発行人が、MicorsoftのSurfaceを使ったD&Dゲーム、SurfaceScapesの第二弾を囲んで遊ぶ機会に恵まれた。スマートフォンにキャラクター情報を読み込ませて、怪我をするごとに情報が更新されるなど、数多くの機能が追加されている。Wolfgangはこのゲームの印象をこう語っている。
- 移動と視線の動きがすごくいい 優れたDMならこんなこともできる。プレイヤーの気をそらせておいて、オークを別のパッチに移動する。そこでオークは見えなくなる。PCの視線が通ったときに突然現れる。
- まだデモ版 もっと強力なものにするには、まだまだやるべきことが山ほどあるが、PAX East出展用の最新ビルドはレベル5のPCとエリアアタックに対応できる。基本的な機能、たとえばチャージやプレイヤーズハンドブック第1版のHalf-Heroic Tier以外のものなどがまだ実装されていない。
- サウンド効果 控えめだが効果大だ。攻撃を行うと音が鳴る。ドラゴンのフィギュアを置くと、うなり声が聞こえて煙りが出る。なんとか慣れることができたが、ビホールダーはどんな音を出すんだろう?
- 無限のマップ フィギュアの下に広がるマップが無限にスクロールできるのがいい。テーブルを無限大にできるわけだ。Fantasy Groundsのプレイヤーには目新しいものではないが、これは有り難い。マップがスクロールすると、色のついた線でキャラクターの新しい位置が示されるので、配置が楽だ。
- フィギュアと画面が同期する 実体とバーチャルのPCやNPCが思ったよりもうまく融合している。ただ、私が気に入るようにするには、インターフェイスのデザインをもっと頑張らないといけない。
- 指先ひとつで操作が可能 全体的に、インターフェイスは直観的に簡単に使える。PCのパワーをテーブル上で上げることもできる。彼らがその気になれば、DDIとの連動も簡単にできそうだ。
- 4版限定 Pathfinderなどのジェネリックなゲームにも対応するようお願いしていたのだが、実現しなかった。これは、D&D第4版のためのシステムなのだそうだ。特定のルールで遊んでいるプレイヤーには、ジェネリックなゲームのルールにはあまり興味がないのだろう。
詳しくは Wolfgang の記事をどうぞ。
– John Baichtal
訳者から:テーブルトークRPG 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のためのシステムだ。DM はダンジョンマスター。PCはプレイヤーキャラクター。DDI (Dungeons & Dragons Insider) は D&D 専門オンラインマガジン。
[原文]