interaction10がジョージア州サバンナで開かれた。この日の最初のワークショップのなかに、Arduinoプロジェクトの共同創設者、Massimo BanziのTangible Interface Prototypingがあった(上の写真の左側がMassimo、右が同じくArduino開発チームのTom Igoe)。このワークショップは、間もなく発売される TinkerKitを使ったもの。これは、電子プロトタイピングプラットフォームArduinoで使える、プラグ式のセンサーモジュールだ。
TinkerKitは、センサーと、Arduinoの入出力ピンにスタックできるシールドから構成されている。別のセンサーに繋ぐことも可能だ。
センサーと対話するための入出力コントロール用のスケッチは自分で書くことができるが、Firmataライブラリにある標準的なスケッチを使うこともできる。MassimoはTinkerKit Grapherの簡単なバージョンでデモを見せてくれた。ProcessingによるスケッチでFirmataライブラリと対話することで、センサーからの入力にどう反応するかを見ることができる。
ワークショップの参加者のひとり、Joel Lindermanに密着した。彼は、現在学校でGarduinoベースのプロジェクトに取り組んでいる。私たちはTinkerKit sensorとTinkerKit grapherをいじってみた。TinkerKitの使い方はとても簡単だ。接続もしっかりしている。初心者にも最適だが、半固定に使ってもいいみたいだ。
TinkerKitは2010年の春に発売される予定だ。価格はまだ決まっていない。TinkerKit: フィジカルコンピューティングのための開発者向けツールキット(英語)
– Brian Jepson
[原文]