2010.02.16
Make: Onlineのコメントに関する新しい方針とコミュニティーのガイドライン
日本語版編集部から:日本語版では、下にあげられているような他者を中傷、攻撃するようなコメントはありませんが、このMake: Onlineを使ったコミュニケーションを行っていただく上での参考情報として掲載します。
長年にわたり、このMake: Onlineでは、コメントは広くオープンに受け付けてきました。誰かを中傷したり、あからさまな攻撃をしたり、スパムであったりしない限りは、みなさんのコメントは有効でした。また、匿名のコメントも受け付けてきました。
この方針により、みなさんから非常にたくさんの意見をいただくことができ、私たちは、このコミュニティーの一体感を敢えて作り上げる必要性は感じていませんでした。特に、DIYや電子工作や近年のMakerムーブメントの初心者のみなさん、つまり、プロジェクトのアイデアを練っているが、設計やメカに自信が持てないといった人々の多くが、ここで発言することを「怖い」と感じています。これは、何人かのMakerから個人的に聞いたことや、私たちが行った調査でわかったことです。そこで私たちは、読者のみなさんが、もっと自由にアイデアを共有でき、何でも聞くことができ、そしてなにより、大きな声で考えたり学んだりできるオンライン環境にしていきたいと考えました。
また私たちは、匿名のコメントについては、気軽に投稿できる反面、実名を隠すことで無礼な言動や個人攻撃を助長してしまうことも事実だと認識しています。Makeの雰囲気は、(他の技術系の人気サイトと比較して)大変に穏和ではありますが、これをMakerにとって、より親しみやすく仲間意識が持てる、年代や好きな分野や技術レベルを問わず、気楽に質問したり、助言を求めたり、仲間を作ったり、学んだりできる最高のコミュニティーに育て上げるために、これまでの方針を少しだけ変更することにしました。
手始めに、匿名のコメントを禁止し、コメントには一定の「品位」を求めます。コメントをポストする際に、送信ボタンの上に、次のメッセージが示されます。
Make: Onlineには品位規定があります。ここでは、相手に面と向かって言えないような言葉は一切使わないでください。Makeは、攻撃、スパム、宣伝、不快な言動と認められたコメントを削除する権限を行使します。詳しくは、Maker Community Guidelines(英語)をご覧ください。
Maker Community Guidelinesには、より親しみやすい環境を作るために、私たちがみなさんに望む協力の形を詳しく説明しています。
私たちがより良いコミュニティーを築くために計画していることは、これだけではありません。コメントのスレッドに「データマイニング」を応用して、特定の分野のアイデアを探しやすくする。コメントを単独の記事として採用して、より深く議論ができるようにする。また、よくコメントを寄せてくれる人たちをゲスト筆者として迎え、執筆してもらうことも考えています。今後のサイトのリニューアルでは、より多くのMakerが参加できるようにすることが最重要課題になります。そうした方向に進むための、これは第一歩に過ぎません。さらに、こちら側で私たちがしていることに、今よりももっとみなさんが参加しやすくなる方法を探っています。これは、考えるだけでもわくわくするものです。Maker Faireに参加したことのある方なら、または、このサイトや取材ビデオを見てMaker Faireのエネルギーを感じたことのある方ならおわかりと思いますが、まさにあのようなワクワクする感覚、連帯感、技術を教え合う喜び、フレンドリーな感じを、このサイトで表したいのです。最高のサイトにするために、みなさんのご意見をお聞かせください。
– Gareth Branwyn
[原文]