Electronics

2010.03.05

.NETベースのマイクロコントローラー、FEZ Miniを使ってみた

Text by kanai

ボクといっしょにGeneric Serial Driver for Windows 7 Sensor and Location Platform(Windows 7 Sensor and Locationプラットフォーム用汎用シリアルドライバー)プロジェクトをやっている、Szymon Kobalczykが、我々のフォーラムにこのリンクを載せてくれた。.NETを使ったマイクロコントローラーキット、FEZに関するものだ。そのすぐあと、GHI Electronics(FEZを作っているところ)のGus Issaが連絡をくれた。Simonとボクにキットを送ってくれたというのだ。これでFEZで遊べるようになった。そうして上のビデオのロボットを作った。

2つの反射センサーがキットに含まれている(線のトレースや縁の探知を使うプロジェクトに便利)。そのほかの部品は、TinyCLR.comやロボット部品ショップのサイトで手に入る。このキットには組み立て用のパーツがたくさん入っているので、センサーなどを追加するのも簡単だ。上の写真でわかるように、私は正面にシャープIR距離センサーを追加した(これでロボットは壁にぶつからなくなる)。後部にはXBee拡張ボードも追加したので、いつか、遠隔操縦もできるようになる予定だ(私のHoly Grailは、このロボットをMicrosoft Robotics Developer Studioに接続するためのものだ)。

私の以前の記事で、ホビー向けの安価な .NET Micro Frameworkハードウェアがないと文句を書いたが、それは取り下げる。これはあくまで私見だが、とうとうArduinoなどにとって代わる非常にパワフルなプラットフォームが現れた。値段も安い。とくにFEZ Miniはね。

FEZには2つのタイプがある。FEZ Miniは、ピン配列がParallaxのBASIC Stampと互換。FEZ Dominoは、ピン配列がArduino USBモデルと互換(どちらもArduino Ethernetシールドに使われているWIZnet Ethernetモジュールのベータドライバーが付属している)。
FEZ Mini Robot Kitの第一日目(英語)
– Brian Jepson
原文