ちょっとSETI@homeみたいだけど、これは計算を分散させるのではなく、データを集めるためのものだ。NPR.orgより。
アップルやLenovoなどの最新のノートパソコンには、加速度計が搭載されているものがある。これは、コンピューターの落下を検知するためのモーションセンサーで、コンピューターを落とした瞬間に、ハードディスクの電源を切ってデータを保護するというもの。「加速度計の中に低価格なセンサーが使われていることを知った私は、こうしたパソコンをネットワークでつなげば理想的な地震モニターになると考えました」と語るのは、カリフォルニア大学リバーサイド校地球科学科の助教授、Elizabeth Cochran。
数年前、Cochranはスタンフォード大学時代の同僚、Jesse Lawrenceに話を持ちかけ、彼らは Quake-Catcher Networkというプロジェクトを立ち上げた。バックグラウンドで走る無料プログラムをダウンロードすれば、コンピューターの加速度計からの信号を監視しながら地震に備える。
ノートパソコンの加速度計は本格的な地震計に比べて感度が低く、震度4.0以上の揺れしか感知しない。しかし、パソコンが大きな揺れを感じると、サーバーに信号が発せられる。この信号が大量に届くと「どうやら地震らしい」と判断できるのだとLawrenceは話してくれた。
加速度計付きのパソコンは持ってないけど、このプロジェクトに参加したいという人でも、デスクトップパソコンにUSBセンサーを接続して参加できる。公立学校のパソコンに多くインストールされているとのこと。
– Sean Michael Ragan
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