Electronics

2010.07.12

立体グラフィティ彫刻

Text by kanai

Evanより-

Graffiti Analysis: Sculpturesは、私が落書きの筆の動きから作り出した実体彫刻の新シリーズです。新しいソフトウェア「GA 3D」に、Graffiti Analysisでキャプチャーした.gml形式(Graffiti Markup Language)のファイルをインポートして、データから三次元ジオメトリーを作り、.stl形式(BlenderやMayaや3DS Maxなどの3Dソフトに対応する標準的なファイル形式)で3D化したタグを出力します。時間はZ軸に反映されています。ペンの速度はモデルの太さとして反映されます。私はこのデータを3Dプリントして、タグのデータ視角化表現のひとつとして実体彫刻化しました。クンストハレウィーンで開かれたStreet and Studio展では、地元ウィーンのグラフィティアーティストと協力して、彼らの作品を ABS樹脂GA彫刻にしました。彼のタグは、ウィーンのあちらこちらの街頭でキャプチャーしました(初の試みです)。

– Phillip Torrone
訳者から:四次元世界の第四番目の軸が時間だとしたら、四次元人にはタグがこんなふうに見えるのかも。
原文