2010.08.10
2つの視点からMaker Faire Detroitを振り返る
撮影:Matt Mets
Karen Dybisは、Time.comに連載していたDetroit Blogで、”偏見のない” 素晴らしい文章を書いている。彼女はこの連載をJules Pieri on Looking Back — at the Faire and Detroit(Jules Pieriの回想 — Maker Faire Detroitにて)という記事で締めくくった。
11歳のJillianはこう話してくれた。「美術はずっと好きだったんだけど、Makeを読み始めてから美術に科学を持ち込むことができると知ったんだ」Jillianの姉で16歳のAlyssaは、家族で行った最新のハックプロジェクトのことを聞かせてくれた。熱心に空手を習っているこの姉妹と父のRichは、加速度センサーといくつかの電子回路を使って、空手の正拳突きの速度を測る装置を作った。彼らはこれを他の空手仲間にも披露して、稽古に役立てているという。Alyssaはこう話してくれた。「ただのプログラムじゃなくて、ただの数学でもない、実物の電子部品が私は好きなの」
自動車の街の子供として、物を作る人たちに囲まれて育ったことが今の私を作っている。ミシガン大学で学び、ハーバードビジネススクールを卒業した初めての工業デザイナーになった。私は青焼き図面やCNCマシンや製造工場に精通している。物を作る人間は、貴重で特別な血統であることも知っている。IntelのAndrew Groveは、本当に革新的なアイデアは、コンピューターの画面ではなく、工場の床の上から生まれるという持論を熱く語っている。私も同じ意見だ。
Quilted Turtleこと、母親にして学校教師のLizは、親子の視点からMaker Faireを語ってくれた。
娘はArduinoで動く射撃ゲームが気に入っていたが、息子はArduino skeeball gameが好きだったようだ。
子供たちが不要品を使って自由に車を作る場所には長時間へばり付いていた。いちばん長い距離を走った車に子供には賞品が出たのだが、残念ながらウチの車では勝負にならなかった。
作って持って帰れる非ニュートン系流体には抗しがたい魅力があった。作ってみたい人のために材料を教えておこう。安いし簡単だし、そう、なんと言ってもドロドロ。カーペットには垂らさないほうがいい。泣くことになる。
Jules Pieri on Looking Back — at the Faire and Detroit(英語)
Maker Faire Detroit 2010 – Quilted Turtle(英語)
– Gareth Branwyn
[原文]