Electronics

2011.01.26

アップルは我々を閉め出すのか

Text by kanai

pentalobe.jpg
我らの仲間、iFixitのKyle Wiensの記事より。

アップルは、製品に使用するネジを、新しい “いたずら防止” 型に切り替えている。標準のトルクスではなく、まだそれを外すドライバーが存在しないタイプのものだ。彼らが選んだのはPentalobeというネジ。なぜこれなのかと言えば、専用工具が非常に少なく高価だから。iPhone 4は、最初は普通のプラスネジで出荷されたが、今は完全にこのネジに変わっている。なんとも嘆かわしい。
このネジの目的はひとつ。開けさせないことだ。でなきゃ、すべての製品に使ってるはずだ。使われているのは、iPhoneとMacBook Airの外側のケースと、MacBook Proのバッテリーのみ。これで中身がいじれなくなった。
これだけでも頭に来るが、アップルの最新のポリシーには腸が煮えくりかえる。iPhone 4を修理などでアップルに持ち込むと、プラスネジがすべて新しいいたずら防止ネジに交換されてしまうのだ! この新方針を課せられているアップルストアのジーニアスたちに話を聞いたが、彼らも残念がっていた。

アップル製品とPentalobeネジに関するKyleの別の記事もある(写真付き)。iFixitのiPhone 4 Liberation Kitの情報もこちらでどうぞ。
完全なDIYソリューション:シリコンねんどを使って、いたずら防止ネジ用のドライバーを作ろう。ねんどでネジ頭の型をとって、安い六角レンチの先端を、それに合わせてドレメルで削る。作り方はMake英語版 Vol.03の147ページ
に出てるよ。Pentalobeネジにこれが通用するかどうかわからないけど、やってみた人がいたら、教えてね。
iPhoneを封印するAppleの魔の計画(英語)
– Gareth Branwyn
原文