Electronics

2011.07.25

Makey Awards 2011 ノミネート 04:Korg Monotron – もっとも優れた説明書部門

Text by tamura



1962年、日本のナイトクラブのオーナーとアコーディオン奏者が設立したコルグは、最初から電子楽器の開発、製造、販売を行っていました。その製品は、鍵盤楽器やシンセサイザーに画期的な機能をもたらし、初期のモデルは古典的名作と言われるようになっています。
2010年3月、コルグはサーキットベンディングや古いアナログシンセを改造するという流行を敏感に察知してMonotron を発表しました。手に入りやすい価格の現代のアナログシンセで、シンプルな16鍵のリボンキーボードを採用し、可動部分を排除したものです。アナログのフィルタ回路は、MS-10やMS-20といった「古典」と同じものが使われています。2010年11月、コルグは、発売直後にMonotronを購入したハッカーたちから送られた大量の詳しい回路の改造報告を受けて、Monotronの完全な回路図を発表。権利放棄の誓約書は書かされるものの、これはとってもクールなこと。自作シンセ愛好家や電子系ブロガーたちは「他の企業も見習うべき」と称賛しました。
ホントにそうだね。というわけで、コルグが2011 Makey の「もっとも優れた説明書部門」の第一号ノミネート企業となりました。おめでとう!
そのほかのノミネート

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– Sean Michael Ragan
原文