ArduinoとAndroidは、ずっと前からBluetoothを使って通信できるようになっていた(たとえばAndroid Controlled 3D Printed Slalombotみたいに)。だけど、iOSデバイスの場合は、それをするためには AppleのMFiプログラムに登録するか「脱獄」するしかなかった。
しかしそんな状況も、Bluetooth 4.0のBluetooth Smart Ready devicesの登場で変化しそうだ。これを教えてくれたのはAlasdair Allan だ。Michael Kroll博士がBluegiga BLE112 modulesをベースにArduino用のBluetooth Low Energy(BLE)Shieldを開発しているという。 [Tom Igoeより]
BLEテクノロジーに初めて出会ってから、Arduino用のBLEシールドを作りたいと考えてきた。Arduino BT用のSeeed Studio製Bluetooth Shieldはとても気に入っていたが、「Made for iPod」ではないため、iOSデバイスとは通信ができない。そこで私が考えたのは、Seeed StudioのBluetooth Shieldのように、ArduinoのシリアルRX/TXピンまたはピン2とピン3(SoftwareSerialで)をデータの読み出しと、iOSへの書き出しに使えるようにするというものだった。しかし、最初のプロトタイプはBluegigaのBLE112 Bluetooth 4.0シングルモード開発キットで製作した。Bluegigaのファームウェアが完成すると、私の最初のスケッチが読み込まれ、私のiPhone 4Sに書き込まれた。そうして、Arduinoシールドのプリント基板を作ることにしたのだ。
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Dr. Michael Kroll: Bluetooth Low Energy (BLE) Shield for Arduino
価格については何も書かれていないが、モジュールのベースになっているものは、それほど高価なものには見えない。BlueRadiosの同等のモジュールにも似ていない。ブレークアウトボードだとしても、Arduinoと、両方のモジュールのUARTとの接続には問題がなさそうだ。あとは、どうやってつなぐかだ。
TomはBluetooth/Arduino通信について、著書『Making Things Talk』で解説している。また、Alasdairは、間もなく発売される自著『iOS Sensor Programming』でこれらのモジュールを紹介する予定だ。(彼の短めの本 iOS Sensor Apps with Arduinoもお勧め。iOSセンサープログラミングに関する解説が大きく加筆された改訂版が出る予定だ)。
– Brian Jepson
[原文]