2014.04.18
Raspberry Piから小型のコンピューターモジュールが登場
SODIMMサイズの新しいRaspberry Pi Compute Module(左)と、これでも十分に小さいRaspberry Pi Model B(右)。
ケンブリッジのRaspberry Pi財団は、新製品Raspberry Pi Compute Moduleを発表した。これは、Raspberry Piを自作の回路のコアに使いたいという人向けだ。Compute ModuleはPiの頭脳だ。RAMと4GBのeMMCフラッシュメモリーを搭載している。DDR2 SODIMMコネクターでボードに接続できる。まだボードは作っていないがこれを試してみたいという人には、Compute Module IO Boardがある。オープンソースのブレークアウトボードで、2つのシリアルディスプレイコネクター、2つのシリアルカメラコネクター、そして標準のRaspberry Piよりも多いGPIOピンといった必要な入力と出力を備えている。
「私たちは、ユーザーがRaspberry Piをどのように使っているかを聞くのが大好きです。その用途の幅の広さに、そしてコミュニティの発想力と創造力にいつも驚かされます」と語るのはRaspberry Pi財団のハードウェア担当ディレクター、James Adamsだ。「私たちは、非常に多くの人々がRaspberry Piをシステムに、さらには商業的な製品にも内蔵していることを承知しています。そこでこの素晴らしいテクノロジーを、より柔軟で、それでいて価格を抑えた形で、もっと扱いやすくする必要があると感じました」
Compute ModuleとIOボードがセットになったキットは6月に発売が予定されている。Compute Module単体での発売はその少し後になる。Jamesによると、Compute Moduleの価格は100個購入すると1ユニットあたり30ドル。数が少なくなると、ちょっと高くなると話している。
– Matt Richardson
[原文]