2015.05.15
まるで本物の感触のデジタルピンボール
Jan Klompは、80年代に子供時代を過ごした人間だが、本人に言わせると「44歳の子供だよ」とのこと。コモドール64、アーケードゲーム、ピンボールマシンという素晴らしいものたちに囲まれて育った。
MAME(アーケードゲームのエミュレーター)の筐体を作ったあと、ピンボール版のpinMAMEとVisual Pinballに出会った。ピンボールを画面上で再現するエミュレーターだ。当然の流れとして、彼は、自分で作ろうと考えた。
見た目も素晴らしいが、PinMAMEのほんとうにクールな点は、外部ハードウェアをコントロールできるところにある。Klompはその機能をフルに活かして筐体(42年もののLittle Joeというマシンをベースに)を作り、振動モーター、LED、バンパーやフリッパーやフィンガーやスリングショットをシミュレートする8つの工業用コンタクターを埋め込んだ。
工業用電子部品を使い慣れた人なら、彼がコンタクターをどう使ったのか、ちょっと考えればわかるだろう。さらに、小さな偶然を見つけることもできる。Klompのウェブアドレスは.deだ。だからシーメンスのコンタクターを使っている。この調子なら、フェストの部品も使っているはずだ。
それはそれとして、これは素晴らしい作品だ。このマシンなら、部屋中にマシンを並べることなく、Klompは奥さんといっしょにいろいろをピンボールを楽しめる。(Redditから)
[原文]