JK BrickworksのJasonがまたやってくれた。今度はLBC(大型ブリック型粒子加速器)。レゴのサッカーボールを時速12キロまで加速できる、レゴの粒子加速器だ。
Jasonはこう解説している。
この実際に動く粒子加速器は、単純に回転する車を使ってレゴのボールを加速し、リングの中を走らせています。本物の粒子加速器とは加速の原理がまるで違いますが、コンセプトを示すにはいい方法だと思います。言うまでもなく、これは楽しく遊べます。複数のボールを同時に入れたり、障害物を置いてボールを衝突させたりできます。
セットは、基本の加速器とリング(わずか170ピースで作れます)から、私がデザインした完全な加速器を再現したものまで、いろいろにスケールを変えて作ることができます。小さなコントロールルームを作ってミニフィギュアの研究者を置いても、遊べる要素が増えて楽しくなるでしょう。
こんなことを想像するのは私だけだろうか。これがあまりにすごくて楽しいので、ナードな子どもたちが床を駆けずりまわり、何かを発見するための実験ゴッコを行う。たとえば……そう、ヒッグスならぬフィグス粒子とか。そして、実験に失敗して大惨事を招き、時空に穴が空き、そこから異次元のワープビーストが呼び出されてしまう、とか。科学的事実に厳密に、同時に終末的惨事を想像しながら遊べる。
下のビデオでは、Jasonが粒子加速器の構造などについて詳しい解説をしている。彼はファンからの質問にも答えている。複数のボールを同時に回せるかというものだが、もちろんできる。Jasonは、レゴの公式なセットに加えてほしいパーツを投票で決める Lego Ideaに提案をしている。それには1万件の賛成が集まった。彼のプロジェクトは現在、レゴ本社に送られ、来月の会議にかけられることになった。
彼のウェブサイトでは完全な製作工程の記録が見られる。
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