2013.02.20
子どものためのロケット科学
子どものころ、すごくうれしかった思い出に、父とモデルロケットを作って打ち上げたときのことがある。なので、私の息子、Williamが叔母からモデルロケットをプレゼントされたとき、モデルロケットの世界に戻れてすごく楽しかった。それから私と息子は数基のロケットを飛ばしている。Make英語版 Vol.15) に掲載されていた圧搾空気ロケットも作っている。下の娘のAnnaも仲間になりたい様子が見て取れた。そこで、私は娘のためにロケットの部品を注文してやり、彼女は自分のロケットを手に入れた。
Estesは、モデルロケットでもっとも名の通ったブランドだろう。私が子どものころからロケットを作っている。その当時のデザインが、今でもいくつか残っている。私と息子は、すでにBig Berthaを作っているので、今回はBaby Berthaを2人の子どもたちそれぞれに買ってやった。
Annaは5歳9カ月なりにプロジェクトに没頭した。切ったり貼ったりの大部分は私が手伝ったが、サンドペーパーかけとペイントは自分でやらせた。私はいつも、できるだけ多くの部分を子どもたちに任せるようにしている。お兄ちゃんは、エキスパートらしく下地剤のスプレーを手伝っていた。
2人の子どもが同じホビーを楽しんでいるのを見るのはいいものだ。Williamは形よりも機能重視。Annaはその反対のようだ。しかしどちらも、炎を吐いて空に飛び上がるものを作るという挑戦を楽しんでいた。私は、Annaがロケットに加えたデコレーションが好きだ。
子どもと行えるハイテクプロジェクトのなかでも、モデルロケット作りは古典的な部類に入るだろう。しかしそれには、正確な組み立てや、創造的なデザインや、打ち上げの興奮が含まれている。もしかして、ひょっとして、高い空を目指すように子どもたちを刺激していたら、いつか星を目指すようになるかも。それは誰にもわからない。
– Andrew Terranova
[原文]