Science

2020.06.11

パーソナル・バイオテクノロジーの実践者と今日の状況を考える「YCAM オープンラボ 2020 続・ナマモノのあつかいかた」6月7日(日)から毎週日曜11時に開催

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現在、世界は新型コロナウイルス感染症の世界的流行に直面しています。日本を例にとっても、感染拡大にともなう医療現場でのリソースの逼迫や、史上初の緊急事態宣言の発令など、過去に類例を見ない規模で生活に影響が出ています。こうした状況に対して、小規模なものづくりを試行できる世界各地の民間のラボの中には、3Dプリンターなどの機材と身近な素材を組み合わせることで、マスクやフェイスシールド、防護服などの必需品を自作する動きが現れているほか、バイオテクノロジーにまつわるノウハウや機材を持つバイオラボには、新型コロナウイルスの簡易的な検査キットを開発する動きも出てきています。

今回のゲストは、昨年の「YCAM オープンラボ 2019:ナマモノ のあつかいかた」に登壇した、ヨーロッパやアフリカ、アジア、 オセアニアの各地域に拠点を置いて活動するバイオラボを持つ組織のメンバーや、バイオテクノロジーの専門家に加え、他地域のラボからもゲストを迎えます。ホストを務めるのは、YCAMインターラボのメンバーと、2019年にYCAMで展覧会を開催したアーティストユニットcontact Gonzo(コンタクト・ゴンゾ)の塚原悠也。会場をオンラインに移し、毎週ひとりずつゲストを迎え、活動拠点の状況や、現時点での取り組みについてのトークセッションをおこないます。バイオテクノロジーの実践者との交流を通じて、バイオラボの役割や、生命と文化の関わり、そして公共施設のさらなる可能性を描き出します。

●開催概要
YCAM オープンラボ 2020 続・ナマモノのあつかいかた
2020年6月7日(日)から8月2日(日)までの毎週日曜11時から
山口情報芸術センター[YCAM]ウェブサイト
www.ycam.jp

ゲスト:ヌル・アクバル・アロファトゥラ、ハリー・アクリゴ、オロン・カッツほか
ホスト:レオナルド・バルトロメウス、伊藤隆之、高原文江、津田和俊、吉崎和彦(YCAMインターラボ)、塚原悠也(contact Gonzo)

●スケジュール
6月7日(日)/イントロダクション
6月14日(日)/ゲスト:ヌル・アクバル・アロファトゥラ(インドネシア)
6月21日(日)/ゲスト:ハリー・アクリゴ(ガーナ)
6月28日(日)/ゲスト:オロン・カッツ(オーストラリア)

●イベントの参加方法
イベント当日にYCAMのウェブサイトからイベントのページにアクセス

※7月以降のゲストについては、YCAMのウェブサイトをご参照ください。