Electronics

2008.11.05

MTM02 – 新刊『Making Things Talk』先行発売!

Text by tamura

MTT_cover_600.jpg

  • Making Things Talk――Arduinoで作る「会話」するモノたち
  • Tom Igoe 著、小林 茂 監訳、水原 文 訳
  • 456ページ(本文カラー、付録部分2C)
  • 定価3,990円(税込)
  • ISBN978-4-87311-384-5

日本で初めての本格的なArduinoの解説書『Making Things Talk』を会場で先行発売します! またこの本の発売を記念して、Arduino、オープンソースハードウェア、フィジカルコンピューティングにテーマにしたトークショーも開催の予定です(12:15-12:55、出演:久保田晃弘[多摩美術大学教授]、船田戦闘機[メディア技術者、Make: Japan blog筆者]、小林茂[Making Things Talk監訳者、IAMAS、Gainer開発者])。どちらもお楽しみに!

本書『Making Things Talk』は、マイクロコントローラ、パソコン、ウェブサーバなどを使って、ネットワークにつながるオブジェクトを作るための本です。プログラミングやマイクロコントローラ(またはそのいずれか一方)について基礎的な知識を持っている読者を対象に、現実世界の活動をコンピュータが感知、解釈し、反応するような作品を作るための実践的な情報を提供します。オープンソースハードウェア、Arduinoを取り上げているのも大きな特徴です。ネットワーク接続の手法として、シリアル通信、インターネット接続(PCを介した方法、ダイレクトな接続)、無線ネットワーク(ZigBeeなど)を紹介し、さらにGPSやRFIDなど、作品の可能性を大きく広げる技術も扱います。

○この本で解説する制作例(一部)
モンスキーポン(サルのぬいぐるみでゲームを操作)、ネットワークに接続された猫(所定の位置に猫が座ると電子メールを送信し、ウェブに写真をアップロード)、ネットワーク大気清浄度計、有害な化学物質の検出、太陽電池のデータをワイヤレス中継する、赤外線測距センサ/超音波測距センサ、GPSシリアルプロトコルを読み取る、デジタルコンパスを使って進路を知る、加速度計を使って姿勢を知る、ウェブカムを用いた色認識/2次元バーコード認識、ProcessingでのRFIDの読み取り、RFIDを使ったホームオートメーション/電子メールの送信、IPジオコーディング