Electronics

2009.12.04

オープンソースハードウェアとWeb

Text by kanai

Limor Friedとボクは、Web 2.0 Expo New York 2009で、今日、講演をしてきた。……その内容とスライドをお見せしよう!

オープンソースハードウェアという言葉は、数多くの新しいプロジェクトや試みの中に浸透しつつある。でも、それって何だろう? 定義はいくつかあるが、そのなかのいくつかは、オープンソースソフトウェアにならったものだ。つまり、あるライセンスまたはパブリックドメインのような取り決めのもとで、ソフトウェアのソースコードが公開され、ユーザーはそれを調べたり変更したり改良したりできる。その改良版や、そのままの形で再配布ができる。それをハードウェアに置き換えたら、どうなるのか。いくつかの階層に分ける必要があるだろう。ドキュメント化の方法、ライセンスの問題、ハードウェアの見せ方などだ。この運動はオープンなものなので、Web2.0との繋がりも見えてきた。

訳者から:で、Web2.0って何よ? みたいな。すでに死語だと言う人もあり、哲学的な観念だと言う人もあり、よくわからないけど、個人がなんか面白いもの作って、それがそこそこ売れて、そこそこ幸せな社会というのが、ボクにとっての Web2.0 でありますな。そのためには、オープンソース・ハードウエアや3Dプリンターが大きな役割を担うと思う。
– Phillip Torrone
原文