2012.01.11
新型MakerBot「Replicator」登場
最新型MakerBot 3Dプリンタのニュースを聞いて興奮した。名前は「Replicator」(リプリケータ)。デュアルエクストルーダ(エクストルーダ=押出装置)やインターフェイスコントローラなど、この1年ほどで加えられた改良点がすべて含まれている。製作スペースは9×6×6インチ(約22.5×15×15cm)、ステップストルーダがひとつのタイプと2つのタイプがある。
内蔵されたインターフェイスコントローラは非常に賢く、コンピュータを接続しなくてもプリントができてしまう。
MakerBot Replicatorには、液晶パネルとビデオゲーム式のコントローラパッドが標準装備されました。液晶画面にはビルド情報とモニタ情報が表示され、コンピュータをつながなくても完全にコントロールができます。SDカードスロットからモデルデータをロードすれば、コントロールパッドを使ってそのままプリントできます。MakerBotをカバンに入れて、SDカードといっしょに持ち歩けば、友だちのお誕生パーティーでパーティーグッズを作りまくったりできます。どこでもプリントが楽しめるのです!
もっとも驚くべき変化は、技術的なことではなく、販売ターゲットだ。インターフェイスコントローラが内蔵され、キットではなく完成品のみの販売となる。つまり、MakerBotはこれまでより、技術から遠い人たちを狙っていると思われる。ハッカースペースじゃなくて学校とかね。
それでも、オープンソースだってことはうれしい。一般ユーザーに一歩近づいたわけだけど、それでもオープンソース企業としての原点を見失っていない。
MakerBot Industriesは共有の力を信じています。私たちはMakerBotのオペレータたちに呼びかけて、デザインをThingiverseで公開するよう奨励しています。その作品に刺激を受けた人たちが、それを元に新たな作品が作れるようにです。私たちは、レーザーカット用ファイルやソフトウェアなども含む、このマシンの設計と仕様を公開することで先鞭を付けました。
MakerBot ReplicatorはMakerBot storeで販売されている。価格は、シングルエクストルーダタイプが1,749ドル。デュアルエクストルーダタイプが1,999ドル。
訳者から:デュアルエクストルーダタイプでは「2色刷り」ができるそうです。
[原文]