UNSW(ニューサウスウェールズ大学)工業デザイン科の学生、Sam Adelojuが考案したLongreach Water Rescue System(Longreach水難救助システム)が今年のジェームズ・ダイソン賞を受賞した。Minotaur消火ノズル、Copenhagen Wheel、段ボール製キャリアーMove-itなどを抑えて、2万ポンドの賞金を手に入れた(賞金は彼と大学とで折半された)。[/. より]
Longreachは水に触れると膨らむ緊急用のポータブル水難事故救命具です。確実な救助手段が準備できるまでの間、被災者が浮いていられるようにデザインされています。救助パッケージが水に触れると、疎水性の、つまり急速に膨張する泡によって膨らみます。そのためこのパッケージは、現在使われている他の救命具よりも遙かに小さくできます。照明付きで目立ちやすく、パッケージは150メートル先まで飛ばすことができます。さらに Longreachは、夜間の救助用に照明弾を打ち出すこともできます。簡単に製造でき、使い方もシンプルです。救助隊員または船員による使用を想定しています。これによって、海難事故の犠牲者を大幅に減らすことができるでしょう。
– Adam Flaherty
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