Electronics

2010.12.10

3つのジャイロスコープと3軸加速度センサーでカメラの手ブレを補正する装置

Text by kanai

blur_21.gif
image-deblurring-camera-axes.jpg
マイクロソフト・リサーチのNeel Joshi、Sing Bing Kang、C. LawrenceZitnick、Richard Szeliskiが面白い報告書を発表した。3つのジャイロスコープと3軸加速度センサーをデジタル一眼カメラに取り付けて、写真を撮影した際のカメラの動きを記録し、そのデータをもとに、画像の手ぶれをソフトウェアレベルで補正するというものだ。報告書からの抜粋。

ハードウェアアタッチメントと自然画像処理を組み合わせて、市販のカメラの画像のブレを補正するアルゴリズムを発表します。私たちのアプローチは、エネルギー最適化フレームワークで安価なジャイロスコープと加速度センサーを使い、露光時のカメラの加速度と角速度からブレの動きを見積もります。露光中に高いサンプルレートでカメラの動きを検出し、同時最適化によってそこに潜在している画像を推察します。すべては完全に自動化されており、ピクセル単位で空間的に変化するブレに対処することで、現在主流の画像ベースの手法に勝ります。

試作品には Arduino が使われている。[adafruitより]
– Sean Michael Ragan
原文