2011.03.17
個展で展示するためのクロックラジオの改造
先日、フレンチストリートに住むアーティスト、Zevsのためにハードウェアの改造を行いました。彼の要望は、古いソニーのDream Machineクロックラジオでヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの『ヒップ・トゥ・ビー・スクエア』をすごーくゆっくりにして聞きたいということでした。これは昨晩、ニューヨークのGallery De Buckで開かれたZevsの個展、Liquidated Version(4月7日までやってます)のオープニングで、そのほかの作品と一緒に展示されました。
オーディオ技術、ハードウェア改造、模造、電子工作と、私の好きな技術を結集させたこのプロジェクトは、大変に楽しいものとなりました。
仕上がりは、裏にMP3とFMトランスミッターを操作するための小さなボタンを2つ追加する以外は、普通のソニーのクロックラジオそのままの外観でなければなりません。一番の難関は、すべてをケースに押し込めることと、方々のギャラリーで展示したり、あわよくばお買い上げという場合にも耐えられるよう、頑丈に作ることでした。
アーティストやデザイナーのアイデアを実体化するための単発の仕事というのは、けっこう方々に転がっているものです。そうした仕事を得るためにの心得は、プロジェクト(とそのスゴイところ)をしっかり文書化してウェブで発表すること。そして、常に最新の履歴書を掲載しておくことです。
– Becky Stern
[原文]