2011.06.27
Android ADK開発への旅:準備編
GoogleからもらったArduinoベースのアクセサリ開発キット(ADK)に興奮したボクは、初めてのAndroid開発に着手することにした。言っておくけど、ボクはプログラマじゃない。Maya(CGアニメーションソフト)のMELスクリプト開発とArduinoのコーディングの経験があるけど、Androidのアプリで使う本気のJava言語を使ったアプリケーション開発に比べたら、ぜんぜん簡単なもの。これはステップ・バイ・ステップの解説ではない。ボクが学んでいく過程での感想や体験を紹介していこうという趣旨だ。
まずは、自分のマシンにAndroid開発環境を整える。ボクはiMacでOS X 10.6.7を使っている。だけど、Windows、Mac、Linux のいずれでも開発は可能だ。
Learning Android(Marko Gargenta著:実はこの本の発行元であるO’Reilly MediaはMakeの親会社でもある)の Quick Startの章をざっと読んで、指示に従って作業を進めた。内容は、Android Software Developers Kit (SDK)、Javaデベロッパー用のEclipse Integrated Development Environment(IDE)、Eclipse用 Android Development Tools(ADT)プラグインのインストールだ。Googleが製作したこのガイドがセットアップの役に立った。
で、これはいったい何をするもんなんだ? Android SDKとは、Androidアプリを作るときに必要となるコードの基礎とツールセットだ。Eclipse IDEは、ADTプラグインと組み合わせることで、プログラムの書き込み、デバッグ、コンパイル、エミュレート、実行、そして最終的にはAndroidアプリを実際のハードウェアで使えるようにパッケージ化するためのもの。
これらのツールをすべてインストールして、設定を済ませたら、いよいよ初めてのプログラムを行う番だ。『Learning Android』のQuick Startの章では、簡単なアプリの作り方をウォークスルー形式で教えてくれる。約束と無限の可能性を表すあの言葉を画面に表示するためのプログラムだ。それは「Hello World」。
Android Virtual Deviceを作ると、自分で作ったアプリをデスクトップ上の仮想携帯電話の画面に表示できる(いちばん上の写真)。たいしたアプリじゃないのはわかってるけど、プログラムが予定通りに動くのってホントに気分がいい。ここから別のチュートリアルに飛び込める。あれこれいじくりまわして、自分だけのアプリが作れるようになるのだ。次は、 Android Developersのサイトにあるレイアウトとウィジェットとビューのチュートリアルをやってみようと思う。
次回は、エミュレータから卒業して実際の携帯電話でアプリを動かしてみたい。どうぞお楽しみに。ご意見や質問があったら、コメントに書いてね。
– John Park
[原文]