2013.01.11
2/1(金)『Handmade Electronic Music』刊行記念サウンドイベント”DIY MUSIC: OUTRAGE” 開催!
電子音楽の研究者で音楽家のNicolas Collinsによる、ハードウェア・ハッキングとサーキットベンディングについての書籍「Handmade Electronic Music」。この本の邦訳刊行を記念して、自作楽器奏者、ハードウェア・ハッカー、サーキットベンディングを表現として行うアーティストたちが集うサウンド・イベント”DIY MUSIC: OUTRAGE“を開催!!
- イベント名称:DIY MUSIC: OUTRAGE
- 日時:2013年02月01日(金) 19:30〜22:30(開場 19:00)
- 場所:SuperDeluxe
東京都港区西麻布3-1-25 B1F - 料金:前売:¥2,000 当日:¥2,500(ドリンク別)前売予約
- 出演:Open Reel Ensemble、堀尾 寛太、The Breadboard Band、石井 栄一、Devgon Ash、久保田 晃弘、TADAHi、monb科学省
- 主催:オライリー・ジャパン
- イベント情報ページ
サーキットベンディングとは
おもちゃや電子楽器の内部に組み込まれている既存の電子回路をハッキングし、改造することによって、音や独自の楽器を作ること。
書籍について
Handmade Electronic Musicー手作り電子回路から生まれる音と音楽
- Nicolas Collins 著
- 久保田 晃弘 監訳
- 船田 巧 訳
- 2013年1月下旬発売
- 発行:オライリー・ジャパン
- 発表:オーム社
- 定価:3,570円(税込)
- ISBN=978-4-87311-595-5
スピーカーと電池をつなぐことからはじまり、ラジオと玩具の改造、さらにアンプ、ディストーション、ミキサーまで、シンプルで楽しい作例を多数掲載
音楽や音響というと、多くの人はすぐに「聴くこと」を思い浮かべるかもしれません。でも、この本ではそれだけでなく「触れること」 ーつまり「触覚」としての音や楽器にフォーカスを当てています。 何も音は耳で聴くだけではありません。空気や物体の振動は皮膚や身体で感じることができますし、楽器(この本の場合は基板)には触れなければ演奏できません。 原題の「Handmade(手作り)」という単語の意味は、単に手で組み立てる、というだけでなく、まさに「手で触れることから生まれる電子音楽」という意味なのです。
(「監訳者あとがき」より)
手で回路に触れて学ぶ初歩の電子楽器製作
本書は、安価な電子部品や、分解した電気製品・玩具を利用して、電子楽器を作る方法を解説する書籍です。スピーカーに電池をつなぐだけの電子楽器にはじまり、マイクの自作、ラジオや玩具のハッキング、アンプ、ディストーション、ミキサーの製作などを通じて、音を出すために必要なエレクトロニクスの基礎について学びます。それぞれの作例はシンプルなものから複雑なものへと展開し、著者の豊富なワークショップ経験が活かされたわかりやすい記述と合わせて、電子工作がはじめての人でもすぐに楽しめるものとなっています。付録のDVD(英語版)には、著者による13の作例のチュートリアル動画、世界各地のアーティストのビデオクリップとオーディオトラックを収録しました。
書籍の内容から
- 隠れた磁気の音楽を盗み聴く
- マイクとしてのスピーカー、スピーカーとしてのマイク
- 痙攣するスピーカー
- 指先でラジオをシンセに変える
- オモチャのなかのクロック回路
- センサーで演奏する
- 1チップで6つの発振器をつくる
- プリアンプからディストーションまで自由自在
- ミキサーを作って回路をつなぐ
- 小さいパワーアンプの作り方
付録DVD
- チュートリアル動画「英語版」
- アーティストのビデオクリップ収録、など
出演者のプロフィールや刊行される書籍の詳細な情報については、イベントの情報ページに掲載されています!ぜひチェックしてみてください。
-shunsuke Takao