2013.01.31
Raspberry Piでピンボールマシン
Mark Baldridgeは高校を卒業したばかりだが、プロジェクトに挑戦したいと考えた。彼がよく知っていて大好きなもの、そう、ピンボールを使ったものだ。彼はインターネットで人気のお笑いコンビ、Rhett&Linkをテーマにしたピンボールマシンを自作した。電子系統にはRaspberry Piを使っている。
PythonとLinuxは使い慣れていたので、MarkにとってRaspberry Piをコントローラーに選んだのは論理的な判断だったのだが、いくつかの制約があることに気がついた。PiのI/Oピンには限りがあり、個別に制御する必要のあるピンボールマシンのスイッチやセンサーやソレノイドやLEDの数は、それよりも多くなる予定だった。
その問題を解決するために、Markはマイクロコントローラーと周辺機器のためのマスター/スレーブ・バスインターフェイス、I2Cを使うことにした。このインターフェイスをMCP23017マイクロチップといっしょに使った。こうすることで、Piのアドレス可能なGPIOピンを16から112まで増やすことができたのだ。
ソレノイドなどの大きな電力を必要とする部品にはトランジスターで対応した。完成したマシンは、バンパーもフリッパーもライトも縦に配置された液晶ディスプレイも備えた完璧なものとなった。この若きMakerは恐るべきピンボールマシンを作ってしまった。[Tech Fruitsより]
– Michael Colombo
[原文]