2015.01.19
軸受けを使った高性能スリングショット
スリングショットは楽しい。たいてい、非常に単純な構造だ。Y字型の棹にゴムを取り付けて、パウチになんでもいいから飛ばしたいものを挟んでつまみ、引っ張って放せばよい。Metro Grade GoodsのEric Auが作ったこのスリングショットは、自家製の軸受けを使い、打ったときにゴムが回転する仕組みの一歩進んだものになっている。
棹が回転するので、ゴムが高速に移動するときの摩擦が軽減されるというわけだ。この回転部分は5/8インチのアルミを旋盤で削りだして作られている。中央には溝が掘られている。中央に1/4インチ径の穴をドリルで開けて、ネジがきっちり収まるように皿穴を開けた。これで全体が非常に美しく仕上がっている。
回転機構がなかったとしても、このスリングショットは美しい。木製部分は大まかに切り出したあと、丁寧に面取りされ、握りやすくなっている。そして、煮立った亜麻の油に25分間つけられ、ポリウレタンで2重にコーティングされ、きれいに仕上げられている。どれだけ精度が高いかは、ビデオを見ればわかる。
Auの作品はこれだけではない。アクリルを使った面白いモデルもある。
[原文]