2014.02.12
Roarockit – DIYスケボーキット
Roarockit Skateboard Companyは、単なるスケボーショップではない。我々はホイールもトラックもハードウェアも売ってない。最新のスケートシューズもウェアも売ってない。デッキを作ってるわけでも売ってるわけでもない。それなのに、なぜこのトロントの小さなDIYビジネスが12年も続いたのか。
ここにはツールと材料と技術があり、誰もが自分だけのカスタムスケートボードやロングボードや、そのほかの木工品が作れる。私たちの方法は、学校の教室でも、放課後の活動でも、コミュニティの集まりでも使われてきた。世界中の個人にも使える。私たちは、私たちのシステムを使うことで簡単にボードが作れて、日々のサポートが行えることを、とても誇りに思っている。
オーナーのTed HunterとNorah Jacksonが、スケートボードには、カナダに生えているメープル材が世の中で最高であると聞いたとき、それが個人では手に入らず、カスタムデッキが作れないことに驚いた。小口の販売をしていないというだけではない。ボードを自分でデザインしてプレスする経済的な方法がなかったのだ。だが、Thin Air Press (TAP) という真空圧縮袋を使う積層と曲げの方法が発明されて、状況が一変した。Roarockitは、安価でシンプルながら効果的なボード製作方法を世に送り出した(この方法がどれほど簡単なものかを 私たちのInstructableで見ていただきたい)。
それから12年。Roarockitは、世界の独立系ボードビルダーによるマイクロ産業に大きく貢献してきた。DIYビルダーの夢のデッキを実現するための製品ラインも増やしてきた。最近では、1/16インチの竹材とバーチ材が素材に加わった。TAPシステムは、標準的な両面モールドという高コストな方法によらず、簡単にプロトタイピングができるということで、大きなメーカーでも使われるようになった。
2013年、Toronto Mini Maker Faireのブースにて。
この数年、私たちはMakerコミュニティに顔を出す機会が増えた。そこは、自分で作ることへの情熱と創造性という私たちの価値観と重なっている。昨年は、Roarockitのメンバー数人が、Mini Maker Faireに初めて出展したのだが、大変に好評だった。同じ考えを持つ大勢の人たちに囲まれて、自分の居場所を見つけた感じだった。そして、この成長を続けるメイカームーブメントに、できる限り貢献してゆこうと決意した。このMAKEブログに私たちのことを書かせてもらったのも、その活動のひとつだ。みなさんの質問やコメントに、よろこんで答えさせていただきたい。
カスタムボードビルディングの素晴らしい世界へようこそ! 私たちとつながりたい方は、私たちのオフィシャルサイトを訪ねてほしい。Twitterの@roarockitでもどうぞ。Facebookページではたくさんの写真が見られる。Instructablesのチュートリアルや私たちの YouTubeチャンネルもよろしく。
– rockitalk
[原文]