Electronics

2015.04.09

機械の眼球を実現する機構

Text by Takumi Funada

lasheep

くさむらひつじさんが面白い機構のプロトタイプを作ったので見てみよう。3Dプリンタで出力した円弧状のパーツを組み合わせ、Arduinoを使って3つのステッピングモーターを制御することで自由に向きを変えられる一種のターレットだ(動いている様子はこちら)。現在はopenFrameworksベースのUIを操作して、任意の一点を指向することができる。照明やカメラの向きを制御したり、レーザーを載せて空間に画像を描いたりできそうだ。

このメカニズムは”Agile Eye”という名前で知られている。人間の眼球に似た動作だが、それよりも広範囲かつ高速な視点移動を可能にする機構である。くさむらさんは自主制作として、この動作原理を自室で再現している最中だ。成果の一部はすでに公開されていて、下記のページで詳細を知ることができる。

ofxKsmrStepManagerで、oFからArduinoを経由してステッピングモータを動かす