2015.07.15
Blynkを通してスマホでArduinoをコントロールしよう
Blynkは、iOSまたはAndroidデバイスでハードウェアをコントロールしたりモニターしたりが簡単にできるという新しいプラットフォームだ。Blynkアプリをダウンロードしたら、画面にプロジェクトのダッシュボードを作り、ボタン、スライダー、グラフなどのウィジェットを並べる。このウィジェットを使って、ピンのオンオフやセンサーのデータの表示などができる。
どんなプロジェクトでも、何百というハードウェアのチュートリアルが用意されているので簡単に作れるが、ソフトウェアのインターフェイスとなると、まだちょっと難しい。しかし、Blynkを使えば、ソフトウェアの側もハードウェア以上に簡単にできてしまうのだ。Blynkは、金魚鉢の水温のモニターや、家の照明を外からオンオフするといったプロジェクトに最適だ。私も個人的に、リビングルームのRGB LEDのコントロールに使っている。
BlynkはKickstarterキャンペーンからスタートした。4万9000ドルの資金を獲得し、プラットフォームは5月22日に公開された。それ以来、アップデートを重ねている。新しいウィジェットには、Twitter、プッシュ、電子メールのためのアプリを組み込むためのものもある。
現在Blynk は、ほとんどのArduinoボード、Raspberry Piモデル、ESP8266、Particle Core、さらに数多くの一般的なマイクロコントローラーやシングルボードコンピューターに対応している。さらに多くの種類に対応いていく予定だ。Arduino Wi-FiとEthernet シールドに対応しちえるが、コンピューターのUSBポートに接続したデバイスのコントロールも可能だ。
私がBlynkで気に入っているところは、ローカルでサーバーを作れることだ。それにより、ホームネットワークのすべてが管理できる。離れた場所にネットワークを構築したときも便利だ。また、クラウドを通ってマシンをコントロールするのが心配な人にも向いている。
インターネットを通じてハードウエアをコントロールするプラットフォームは他にもあるが(Particle、ThingSpeak、Temboo、IFTTTなど)、Blynkは私が見たなかでもっともユーザーフレンドリーだ。無料だし、MITライセンスの元でオープンになっている。詳しいことは、またBlynkライブラリーをダウンロードしたい場合は、このウェブサイトを見てほしい。
[原文]