2015.09.01
ダウンロードした蝶ナットの3Dデータをプリントして砂型鋳造する
McMaster-Carrのオンラインカタログに載っているデザインファイルからパーツを3Dプリントする方法という我々の記事に応えて、読者のFrankie Floodは、3Dプリントしたパーツを砂型鋳造する方法を記した彼のブログ記事を教えてくれた。これは、3Dプリントしたパーツの鋳造の様子を初めて記録した記事だ。ほとんど写真で構成されているのだけど、解説も少し載っている。
McMaster-Carrは素晴らしい。親切にも、扱っている製品のCADファイルを公開しているのだ。これは、急いで蝶ナットが欲しいときや、カタログにないサイズのものが必要なときに重宝する。先週、私もちょうどそんな事態に陥った。そこで私はパーツのデータをダウンロードして、サイズを調整して、ZCorp 3Dプリンターでプリントして、砂型で鋳型を作り、真鍮を流し込み、湯口を切り取り、サンドブラストして、旋盤で穴を開け、ねじ山を切り、磨いて、取り付けた。製品を注文するよりずっと大変だが、私が必要とするパーツがなかったのだから仕方がない。
彼は、ちょうどいい大きさの蝶ナットを作ったあと、その鋳造工程のフォトギャラリーを製作した。こちらもほとんど写真だけなのだが、写真がいろいろ物語っている。型枠と型用の砂について、彼はこう解説している。
私は、South Bend 旋盤で自作した型枠を使っているが、市販の上下枠の写真も載せておいた。私の型枠は、上下がピッタリ合うように小さな縁が付けられている。上下の枠の角度も合うように目印を付けた。型枠は、どんなものでも作れる。砂は、リオグランデ産のデルフト粘土を使った。Petrobond でもいい。また自分で砂を作る人もいる。私のアドバイスは、型から鋳物を取り出したあと、焦げた砂ときれいな砂をきっちり分けておくことだ。焦げた砂が混じるときれいに鋳物が作れないので、捨ててしまおう。
[原文]